★メモをとろう
ここでは、イエス話法・質問話法などでセールスマンのペースに巻き込まれないための対抗策をとりあげたいと思います。
★イエス話法の対抗策『メモをとる』
その対抗策とは、『玄関先にメモ帖と筆記用具を置いておき、相手との会話の内容をメモをとりながら確認する』
たったこれだけのことなのですが、これなら、普通の人が訪ねてきたときにも、さほど礼を失することなく対応できますし、万一相手が悪徳訪問販売業者でしたら、ほぼ間違いなく撃退することができます。
ドアホンが鳴って、相手が家族や知人以外の人だったら、必ず一度は『どちらさまですか?』と確認するとしても、家族や知人以外の人だからといって全員が悪徳セールスマンとは限らないわけですから、その後、相手に失礼にならないように、悪徳業者かどうかを見分けなければなりません。
まともなセールスマンなら、自分がセールスマンであること、どういう目的で訪問したかをきちんと説明しますから、断るのも話を聞くのも簡単ですが、悪徳業者の場合は、本当の目的を隠して=物を売りに来たのではない というスタンスで話をしてきますから見分けるのが難しいのです。
ドアホンが鳴って、最初に『どちら様ですか?』と訊ねる。その後、家族・知人でもなく、明らかにセールスマンとも判断できない場合は、まず『少々お待ちください』と受けてください。
その後、玄関先に用意したメモ帖と筆記用具を手にして、相手の会社名・名前・要件などを順に聞き出してメモをとり、復唱しながら確認していきましょう。これなら、相手が普通の要件で訪ねて来た場合にもそれほど失礼にはなりませんし、悪徳業者だった場合には、相手のペースに乗せられることもなく、こちらのペースでプレッシャーをかけることもできます。