商品の引き渡し・返金について

ヤフオクで落札してお金を支払ったのに、商品が届かない…。
返金をお願いしたのに連絡がこない…。
商品を送ったのにお金が振り込まれない…。
商品は届いたが、著しく説明文と異なる状態だった…。などなど
インターネットオークションやインターネットショッピングでこうしたトラブルが増加しています。
ここでは、そういったインターネット上の商品引き渡しトラブルについて、解決手順などを解説します。

何か分からないことや悩んでいることなどございましたらお気軽にヴェルニー行政書士事務所へご相談ください。
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きちんと手順を踏んで督促を行いましょう

お金を支払ったのに品物が届かない！品物を送ったのにお金が振り込まれない！
インターネットオークションやインターネットショッピングでこうしたトラブルが増加しています。
こういうケースでは、大切なのはきちんと手順を踏んで督促を行うことで、手順を踏まずに一方的な主張を行うと新たなトラブルの元になる場合もあります。

約束の履行は期限を切って督促しましょう

こうしたトラブルは、最終的に相手と連絡が取れなくなる場合もありぐずぐずと対応を引き延ばされると、それだけ解決から遠ざかることになります。きちんと期限を切って約束の履行を求め、期限内に実行されない場合、 すぐに次のアクションに移るようにしましょう。

専門家による内容証明を有効活用しましょう

こうしたトラブルを起こす人は、複数の相手と同じようなトラブルに陥っている常習者である可能性があります。内容証明通知による督促を行う場合でも、本人名義のものよりは専門家の名義で郵送された方が効果が高いものです。

約束が履行されなかった場合を想定して行動しましょう

きちんと手順を踏んで督促を行っても約束が実行されない場合もあります。
内容証明通知も、契約の履行を求めると同時に、それが実行されない場合に法的手段を取る事を通告する表現が必要です。
場合によっては、２回に分けて通知する事もあります。
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アドバイスのところでも触れましたが、こうしたトラブルの場合、素早い対応を取ることが大切ですから、メールや電話による督促を行う場合でも必ず期限を切って契約の履行を求めるようにしましょう。それが実行されない場合は、ただちに内容証明による督促を行うくらいの強い気持ちが必要です。専門家の名義で郵送すれば、更に効果は高まります。
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内容証明通知による契約履行の督促は、要求の根拠を明確にした上で、同じ文書の中で契約の意思表示の取消しと返金要求を行うと良いでしょう。
こうする事で、契約が履行されなかった場合に再度契約の意思表示の取消しと返金要求を行う手間がはぶけ、次の対応までのスピードを上げることができます。

契約の履行を督促し、それが実現されない場合（同じ文書により）返金要求をして、それでも契約の履行も返金もされない場合、今度は金銭督促の内容証明というステップに移行することができます。この内容証明では、期限内に返金等が無い場合、法的手段を取るという文書にしておけば、次の法的手段（少額訴訟、支払督促等）へスムーズに移ることができます。

法内容証明通知が相手の手元に届いている場合は、上記のステップで押していくのが一番ですが、相手が行方不明で内容証明通知が届かず、他にも被害者がいるというような場合、当初から詐欺であった可能性もあります。
オークション主催者や警察に相談する事も視野に入れなくてはならないかもしれませんが、詐欺を立件することは意外と難しいものですから、素人考えで相手を詐欺と断定する事は止めておきましょう。『詐欺の疑いがある』という程度で、専門家（警察・消費生活センター等）に相談するのが良いでしょう。

Ｙａｈｏｏオークションでは、オークショントラブルがあった場合、補償審査を行い、YahooJapanが規定の要件を満たすと判断した場合に、落札価格の８０％（上限５０万円、１人１年に１回まで）まで補償金を支払う制度があります。
どのような取引が補償対象となるか、及び補償審査の必要書類などについては、以下のURLから補償規定をご確認ください。
http://auctions.yahoo.co.jp/phtml/auc/jp/notice/compensation/compensation.html
※補償を申請する場合にも、必ず内容証明通知による契約履行の督促が必要となります。